こんにちは、クリニックナースの日和です。
私は、看護師1年目に皮膚科クリニックに転職!
クリニックに転職後、病棟との違いにびっくりしました。
この記事では、病棟からクリニックに転職して驚いた業務7選 を解説しています。
皮膚科クリニックナースの仕事内容とは?
クリニックは、病院に比べてスタッフ数・売上が少ないのが特徴です。
そのため、病棟では行っていなかった雑用なども看護師の仕事になることも。
筆者の職場は個人クリニック。
・保険皮膚科
・形成外科
・美容皮膚科 がメインです。
具体的にどんな雑務があるのか紹介していきます。
掃除・ゴミ捨て
1つめは、掃除・ゴミ捨てです。
午前と午後の診療開始前と、診療後の1日2〜3回。
看護師・受付スタッフなどで協力して院内を清掃します。
美容皮膚科などの自費診療がある院では、特に清潔さは大切。
診療時間中も、パウダールームやお手洗いなど、空き時間はこまめに掃除するのがルールです。
また、ゴミ捨て係は新人が担当するのが私の職場での風習でした。
クリニックに転職するなら、掃除業務があるのは覚悟しましょう!
\クリニックの裏話/
お手洗い・パウダールームの使い方が汚い患者さんは、ブラックリストに書かれます(小声)
ユニフォームの洗濯・乾燥
個人・小規模のクリニックでは、経費削減のため、洗濯・乾燥も院内で行います。
\洗濯するもの一覧/
- スタッフのユニフォーム
- ドクターの白衣
- 院内のタオル・毛布 etc…
大手のクリニックでは、洗濯業務は外部に委託している場合もあります。
中規模・個人のクリニックでは、基本的に院内で洗濯〜乾燥まで行うことが多いです。そして大体やるのは看護師。
受付スタッフは患者さんとのやりとりが多いので、裏方にいるナースの仕事は意外と多いです。
以前、院内見学をしたことがある某脱毛クリニックも、院内で洗濯をしてました。
在庫管理と発注作業
多くの病棟では、在庫管理システムがあるため、発注作業をする機会は少ないと思います。(特定の薬品などを除く。)
しかし、クリニックで取り扱う薬品・物品は種類・数量ともに少ないので、在庫管理・発注作業は、主に看護師の業務になることが多いです。
\在庫管理するもの一例/
- 薬品
麻酔薬・注射薬・外用薬・貼付薬・ワクチン - 医療器具・オペ物品
シリンジ・針・マスク・メス・縫合糸・ドレープ・綿球・ガーゼ・テープ - 美容薬・物販商品
ヒアルロン酸・ボトックス・ドクターズコスメ・スキンケア商品・サプリメント - 事務・日用品ほか
文房具・コピー用紙・掃除用品・トイレットペーパー
もちろん、1人で管理するわけではありません。
私の職場では、月ごとにローテーションで担当を回します。
例)薬品係、美容物品係、日用品係など。
通常業務と並行してやる仕事なので、意外と大変。
特に、繁忙期は在庫切れや過剰発注などの発注ミスをしてしまうことも……。
サイズ間違いで発注したり、多めに発注しすぎて置く場所に困ったり……。
私も慣れるまでは、たくさんミスしました(苦笑)
発注方法は、オンラインで簡単に頼めるものから、ハンディ・電話・FAXなど……。
今どき、FAX?って感じですよね。
マジでFAXで発注してます。
(FAXの使い方分からなくて先輩に聞いたら、ジェネレーションギャップって言われました。)
物品の洗浄・滅菌作業
オペや処置に使う物品は、清潔でないといけません。そのため、洗浄と滅菌が必要です。
病院では、主に外部委託や看護助手さんがやってくれているケースも。
しかし、クリニックでは看護師の業務です。
\滅菌するもの一例/
- 攝子(ピンセット)
- 剪刀(ハサミ)
- 鉗子(ペアン・コッヘル)
- メスホルダー
- 面皰圧子(ニキビの膿を押し出す物品)
- 膿盆・トレー etc
滅菌作業の流れはシンプル!
❶使用した物品を洗浄
❷物品を滅菌用パウチに入れる
❸滅菌器に入れ、電源オン!
菌を死滅させるため、機械の温度は100℃を超えます。
機械から物品を出し入れする際は、ヤケドに注意が必要な作業です。
滅菌器を知りたい方は、この動画見てみてください。
医療廃棄物の管理
(使用済みの注射器・針など)医療廃棄物の管理も仕事の1つです。
医療廃棄物は、普通のゴミとして捨てられないので、専門の業者に連絡して回収してもらいます。
月に数回の業務です。
たまにしかしないので、忘れると怒られちゃう仕事です。
ブログの更新・SNS運用
最近では、クリニックの来院前にブログやSNSで情報をチェックする方も多いですよね。
こういった、ブログ・SNS情報の更新も看護師が行うクリニックが多いです。特に、美容クリニックはSNSに力を入れている印象です。
\ブログ・SNS投稿の一例/
- 院内の設備・スタッフ紹介
- 治療の説明
- 新商品のお知らせ
- クリニックのPR など。
SNSの投稿を見ればクリニックの雰囲気も分かるのが面白いところ。
例えば……
- 治療メニューの説明が豊富
- スタッフの雰囲気が分かって通いやすい
- TikTokでナースがダンスしている(?) など。
私は転職先を探すなら、インスタやTikTokでダンス動画をあげているところは辞めときます。。
踊りたくないので。。。
受付・予約業務
個人クリニックの場合、受付スタッフの人数が少なく、会計・予約業務の一部を看護師が担うケースもあります。
会計・予約共に、ミスがあると信頼を損うことも……。
責任感をもって行うことが大切です。
私の職場では、開院当初は看護師が受付業務も兼任していたそう。
スタッフが増えてからは、分担されました。
クリニックナースに向いている人
この記事では、クリニック看護師に転職してびっくりした業務7選を紹介しました。
ヒマそう・ラクそうと思われがちなクリニックナース。
雑用がめっちゃ多くてビビります。
(ヒマ過ぎて掃除ばっかりさせられる日もあるけど…)
「忙しい」・「思ってたのと違った」と、1週間で飛んじゃったナースも何人か見てきました。
クリニックは忙しいけれど、残業ほぼなし・夜勤なしなのがメリットです。
メリハリをつけて働きたい!
プライベートも大事にしたい!
こんな方には、最高の職場だと思います。
自分に合った転職が出来るよう、少しでも参考になれば幸いです。
以上、クリニックナースの日和でした。
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