こんにちは、美容ナースの日和です。
注射・採血の経験がなかったり、苦手意識・ブランクがあると、転職のとき不安になりますよね。
私は、注射・採血 “未経験” から、注射業務のあるクリニックに転職しました!
今回は、未経験だった私が転職できた理由、注射・採血が出来るようになった方法を教えます!
注射・採血が出来なくても転職できた理由
私は、病棟退職後、日勤のみのクリニックを中心に転職活動をしました。
このとき、面接でよく確認されたのが、
“注射・採血ができるか” でした。
検査・健診を行うクリニックでは、
採血・注射業務はほぼ100%あります!
でも、多くのクリニックでは注射の練習ができる環境は用意されてないんだよね…
そのため、スキルを持った“即戦力”が求められており、
“注射・採血が出来るか” は、かなり重視されます。
💡実は、注射・採血が未経験なナースは意外といます!
例)小児科・NICU・精神科など【医者・検査技師が採血・注射業務を行う病棟出身のナース】
私の場合どちらも経験がなかったため、採血業務がメインのクリニックの面接は不採用でした…。
その代わり!面接時、注射・採血の経験を積むためにどんな努力をするか伝える努力をしました。
その結果、今のクリニックから内定を頂けました!
\注射できない私が転職できた方法はこちら/
具体的な勉強方法・練習場所について、詳しく解説していきます。
注射・採血の勉強方法、練習場所
看護学校?
それに、ナースセンターって…?
詳しく見てみよう!
参考書・動画で勉強する
まずは、基礎の振り返り。
参考書で勉強(復習)しましょう。
注射(皮下・筋肉・静脈)は種類によって、手技が異なります。
転職先ではどの注射業務があるのか確認し、手順を振り返りましょう!
自分の知識の振り返り&最新の臨床情報のチェックが大切。
手技や根拠が変わっていないかどうかをチェック☑︎
最近では、筋肉注射のガイドラインが一部変更されました!
✖️肩峰三横指下の中央
↓
⭕️肩峰からおろした線と前後腋窩線の頂点を結ぶ線が交わる点
(私も何回も見ました笑)
筋肉注射をするのは、コロナワクチン・子宮頸がんワクチン・プラセンタ注射etc…。
皮膚科での筋肉注射は、主にプラセンタ注射。プラセンタ注射は、数日おきに打てるのですが、何度も同じ箇所で打つとしこりが出来やすいです。そのため、上腕だけでなく、臀部での筋肉注射を希望される患者さんも多いです。
え!お尻の筋肉注射はやったことない…
注射部位が分かれば手技は同じだから大丈夫です◎
うろ覚えなら、動画をチェック。
\私が愛用している参考書はこちら!/
ゆるいイラスト&あるあるエピソードで、気軽に読めて勉強もできちゃう一冊!持ち運びもしやすいから、休憩中に読んで気持ちを落ち着かせてました。
わかりやすいイラスト・画像が豊富!手技もイメージしやすいです。迷ったらとりあえずこの1冊がおすすめ。
\ 新人ナースおすすめのサイト・参考書はこちらの記事をどうぞ /
\ 採血のイメトレにおすすめの動画 /
イメトレと動画だけの勉強だとあんまり上手くなれなそう…
教科書で復習が出来たら、次は実技の練習です!
💡採血の手順が身に付けば、静脈注射・点滴の手技に応用できるので、まずは採血から練習です◎
物品によって、採血・注射の手技やコツが異なるので、職場でどの物品が使われているのかチェックも大切!
ex)・真空採血管 または シリンジ
・翼状針 または 直針
正直、全部揃えるのはムリかも…
実際に、採血の練習ができる場所を探したところ、4カ所見つかりました。
看護学校・看護大学で練習
出身の看護学校で練習させてもらえないか頼んでみましょう!
私は1年も経たず病棟を辞めてしまったので、ダメ元で先生に相談したところOKの返事を頂きました。
(看護学校で練習させてもらった方法は後日記事にまとめますのでお楽しみに!)
私はほとんど物品を用意して頂き、1時間半、集中して採血の練習ができました💉
ナースセンターで練習
ナースセンターを利用しましょう!
ナースセンターとは……
・ナースとして働いている人
・離職中の人
・復帰しようとしている人
すべてのナースをサポートするための機関です。
各都道府県に必ず1つは設置されています◎
💡ナースセンターでは、物品が揃えられており、採血モデル(人形)を使用して練習です。
さらにスタッフの方(ナース)が練習を見守ってくれるようです。
ただし、参加条件がある場合も。
都道府県によって条件は異なるので、申し込み時は要確認です!
※東京都のナースセンターの場合、【臨床で採血経験がない場合は対象外】でした。
そのため、実務で経験のない私は参加できませんでした…。
そもそも経験がないから練習がしたかったのですが、、、💔(心の声)
都道府県によって、開催している施設が異なります。
一度調べてみよう🔍
自分で物品を用意する
\学校、ナースセンターの利用が難しい人は…/
自分で用意して練習する方法もあります!
※ただし、自分1人での練習は以下のデメリットもあります。
以上を踏まえて、もし自分だけで練習する場合、動画を撮りながらやるのがオススメ!
後ほど見直せて、振り返りもできるので、安心かなと思います◎
※特に、物品の用意に費用がかかり、かなり負担になります。
病院と同程度のものを用意する場合、5万円ほどしてしまいますが…
簡易な練習キットなら中には1万円くらいで用意できるものも!
安いものはあまりレビューが良くないので、可能なら高品質なものを選びましょう。
メルカリでは、中古品が安く販売されています。「練習したいけど高いな…」という方は、覗いてみてください。
\新品から中古品までお得に購入!/
公式サイト:https://jp.mercari.com
セミナーに参加
最後が、有料のセミナーに参加する方法です。
採血・注射は苦手なナースも多いため、コロナ禍前は企業がセミナーを開いていたようです。
最近はオンラインが主流で、対面での実技練習は開講されていませんでした。
【結果】採血・注射は出来るようになった?
ここまで色々書きましたが、
結論として、私は採血・注射業務を任せてもらえるようになりました!
モデル(人形)で練習したのはわかったけど、
いきなり患者さんに注射するのは怖くない…?
もちろん、安全面のチェックがあるので、いきなり患者さんに注射はしません。
私の場合、自己学習・モデルの練習の後に、先輩ナースの腕を借りて練習させて貰いました!
- 自己学習(動画・参考書)
- 看護学校で採血練習
- クリニックの指導者に練習内容を報告
- 先輩ナースの腕で採血・注射(計3回)※業務中の空き時間に
- 患者さんに採血・注射(計3回)※指導者の見守り有り
- 安全面に問題がないことを確認後、独り立ちOKになりました!
まだ未熟なので、血管が細い・見つけにくい場合、先輩ナースに代わってもらうこともありますが…。
少しずつ経験を積んでいます◎
おわりに
以上、採血・注射ができないナースが転職し、
採血の練習から注射業務デビューするまでの流れでした!
ブランクある方にも参考になれば幸いです。
とりあえず自己学習が終わったら、看護学校・ナースセンターなど、練習できる場所を探してみてくださいね◎
それでは!美容ナース日和でした。